2008年01月17日 (木) | 編集 |
2007年9月に鹿児島の劣悪繁殖場からレスキューされて東京に来た「きりしま」。
今まで4ヶ月間ずっとリハビリを行い、晴れてようやくこの日(里親さん募集)を迎えることができました。
今までいろんなことがありました。
咬まれたり、脱走されたり、家中がめちゃくちゃになったり・・・
まずは咬まれたことからお話します。
きりしまがウチに来た頃は、人間も知らず、家というものも知らず、ただただ怯えた状態でした。何をやっても(頭を撫でてもおもちゃを見せても)怯えて失禁・脱糞する毎日でした。
また、感情のコントロールができず、常に「0」(オヤツもフードも食べず何もしない状態)か、「100」(興奮しすぎて自分が何をしているのか分からない状態)という状態でした。
きりしまに咬まれたのは、「100」というよりも「200」くらいの状態のときでした。ケージからの脱走に成功したきりしまはヨダレや糞尿を垂れ流しながら、ただただ興奮してリビングを走り回っていました。それを取り押さえようとしたときにガブリとやられたのです。おそらくきりしま自身もあまりに興奮しすぎてこのときのことは覚えていないと思います。ですが、脱走によって得た自由を奪われそうになって咬んだのです。
きりしまがいつも攻撃的な犬だというわけではありません。そのときは、自由になりたくて、もう訳が分からずに気が付いたら咬んでいた、というような感じでした。しかし、このようなことを覚えさせるわけには絶対にいきません。わたしはきりしまをこの時ボコボコにしました。もしわたしが咬まれたときに殴らずこれを許せば、きりしまは咬むことを学習し自分の要求を通したいときには人間を咬むようになるでしょう。このような犬を譲渡できるでしょうか?わたしの目的は、きりしまを”人間と共生する犬”にすることです。そして幸せに生きることの出来る場所(家庭)に譲渡することです。そのためには、一度人間の力を示すことが必要でした。
わたしは保護活動をしている人間です。わたしのするべきことは、問題のある犬でもそれを矯正し、まっとうな犬にしてから譲渡することです。その過程においては力を示すこともあります(というか、こんなことは初めてですが)。ですがそれはあくまでも必要であると判断したからです。(わたしだって殴りたくて殴ったわけじゃありませんので・・・)
というわけで、それ以降のきりしまにはこのような行動はありません。きりしまは、人間を咬むと本当にヤバイ!ということを心底理解したようです。ですので今後、人間を咬むようなことはないと思います。今ではとても人間に従順です。フリーになって遊ぶためには、ケージをぶち壊すのではなく、最初にきちんとトイレを済ませて、ケージの扉が開けられるのを待ってよい子にする・・・ということを覚えてくれました。
脱走癖についてはもう直っています。
ウチに来た頃は逃げたくて逃げたくてケージを毎日ブチ壊していましたが、家での生活に慣れ、また、オヤツや遊びなど家での生活が楽しくなってからは脱走癖は見られなくなりました。脱走に成功したときには興奮して家がめちゃくちゃになったこともありましたが、これも今では「家は生活の場」と覚えましたので、もう問題はありません。
一番長く時間がかかったのは、なんといってもトイレトレーニングでした。今までは糞尿垂れ流しの生活でしたので、きりしまには衛生観念というものがありませんでした。とにかく、おやつを食べていても座っていても歩いていても、したいときにする、という状態でした。しかし今はようやくトレーニングの効果が現れ、リビングでフリーにしているときはきちんとトイレシーツの上でできるようになりました。
散歩時の脚側歩行も、最初の散歩時からずっと毎日続けているので、これも今ではしっかりと人間の左側に立って人間の前に出ずに歩くことが出来ます。

きりしまは本当に愛に飢えています。これまでの2年間レスキューが入るまでは、愛されたことがありませんでした。人間という存在をどのように思っていたのか・・・それはウチに来た頃の状態を見れば分かります。
しかし、きりしまとの接し方には少し注意が必要です。きりしまは人間や家という環境に慣れてきてからは、甘やかすとすぐに調子に乗り、自分の優位性を示そうとするのです。まったく言うことを聞かなくなります。特に、ビーグルとコーギーのMIXというそれぞれの犬種の特性もあると思いますが、我が強く、嫌なときはテコでも動きません。ですので、きりしまにはメリハリのある接し方が必要です。単に甘やかすだけの飼い方だと、とんでもないワガママ犬になる可能性があると思われます。
とにかく4ヶ月の訓練で、きりしまはだいぶ「普通の犬」に近くなりました。まだ時々感情のブレはありますが、「0」と「100」だったものが、徐々に「10」と「90」となり、「20」と「80」となり・・・今ではかなり落ち着いて生活しています。生活の中では人間のこともチラチラと気にすることもできています(それまでは人間がいないかのように傍若無人に振舞うことがありました)。
きりしまはまだ2歳。まだまだこれからです。今までにもきりしまは頑張ってたくさんのことを覚えました。これからもっと色んなことを覚えて、愛情を知り、その愛情に応え、生きていって欲しいと思っています。きっと里親さんになった方も、育てる喜びをたくさん味わえることと思います。
辛い過去を持つきりしまですが、そんな過去を明るい未来に変えてくれる心ある方からのご応募お待ちしております!
きりしまの募集要項はコチラをご覧下さい。
「いつでも里親募集中」
http://satoya-boshu.net/keisai/2d1-24708.html
お申し込みは、コチラからお願い致します。
http://my.formman.com/form/pc/lIXQhkzwpKc8g9dG/

今まで4ヶ月間ずっとリハビリを行い、晴れてようやくこの日(里親さん募集)を迎えることができました。
今までいろんなことがありました。
咬まれたり、脱走されたり、家中がめちゃくちゃになったり・・・
まずは咬まれたことからお話します。
きりしまがウチに来た頃は、人間も知らず、家というものも知らず、ただただ怯えた状態でした。何をやっても(頭を撫でてもおもちゃを見せても)怯えて失禁・脱糞する毎日でした。
また、感情のコントロールができず、常に「0」(オヤツもフードも食べず何もしない状態)か、「100」(興奮しすぎて自分が何をしているのか分からない状態)という状態でした。
きりしまに咬まれたのは、「100」というよりも「200」くらいの状態のときでした。ケージからの脱走に成功したきりしまはヨダレや糞尿を垂れ流しながら、ただただ興奮してリビングを走り回っていました。それを取り押さえようとしたときにガブリとやられたのです。おそらくきりしま自身もあまりに興奮しすぎてこのときのことは覚えていないと思います。ですが、脱走によって得た自由を奪われそうになって咬んだのです。
きりしまがいつも攻撃的な犬だというわけではありません。そのときは、自由になりたくて、もう訳が分からずに気が付いたら咬んでいた、というような感じでした。しかし、このようなことを覚えさせるわけには絶対にいきません。わたしはきりしまをこの時ボコボコにしました。もしわたしが咬まれたときに殴らずこれを許せば、きりしまは咬むことを学習し自分の要求を通したいときには人間を咬むようになるでしょう。このような犬を譲渡できるでしょうか?わたしの目的は、きりしまを”人間と共生する犬”にすることです。そして幸せに生きることの出来る場所(家庭)に譲渡することです。そのためには、一度人間の力を示すことが必要でした。
わたしは保護活動をしている人間です。わたしのするべきことは、問題のある犬でもそれを矯正し、まっとうな犬にしてから譲渡することです。その過程においては力を示すこともあります(というか、こんなことは初めてですが)。ですがそれはあくまでも必要であると判断したからです。(わたしだって殴りたくて殴ったわけじゃありませんので・・・)
というわけで、それ以降のきりしまにはこのような行動はありません。きりしまは、人間を咬むと本当にヤバイ!ということを心底理解したようです。ですので今後、人間を咬むようなことはないと思います。今ではとても人間に従順です。フリーになって遊ぶためには、ケージをぶち壊すのではなく、最初にきちんとトイレを済ませて、ケージの扉が開けられるのを待ってよい子にする・・・ということを覚えてくれました。
脱走癖についてはもう直っています。
ウチに来た頃は逃げたくて逃げたくてケージを毎日ブチ壊していましたが、家での生活に慣れ、また、オヤツや遊びなど家での生活が楽しくなってからは脱走癖は見られなくなりました。脱走に成功したときには興奮して家がめちゃくちゃになったこともありましたが、これも今では「家は生活の場」と覚えましたので、もう問題はありません。
一番長く時間がかかったのは、なんといってもトイレトレーニングでした。今までは糞尿垂れ流しの生活でしたので、きりしまには衛生観念というものがありませんでした。とにかく、おやつを食べていても座っていても歩いていても、したいときにする、という状態でした。しかし今はようやくトレーニングの効果が現れ、リビングでフリーにしているときはきちんとトイレシーツの上でできるようになりました。
散歩時の脚側歩行も、最初の散歩時からずっと毎日続けているので、これも今ではしっかりと人間の左側に立って人間の前に出ずに歩くことが出来ます。

きりしまは本当に愛に飢えています。これまでの2年間レスキューが入るまでは、愛されたことがありませんでした。人間という存在をどのように思っていたのか・・・それはウチに来た頃の状態を見れば分かります。
しかし、きりしまとの接し方には少し注意が必要です。きりしまは人間や家という環境に慣れてきてからは、甘やかすとすぐに調子に乗り、自分の優位性を示そうとするのです。まったく言うことを聞かなくなります。特に、ビーグルとコーギーのMIXというそれぞれの犬種の特性もあると思いますが、我が強く、嫌なときはテコでも動きません。ですので、きりしまにはメリハリのある接し方が必要です。単に甘やかすだけの飼い方だと、とんでもないワガママ犬になる可能性があると思われます。
とにかく4ヶ月の訓練で、きりしまはだいぶ「普通の犬」に近くなりました。まだ時々感情のブレはありますが、「0」と「100」だったものが、徐々に「10」と「90」となり、「20」と「80」となり・・・今ではかなり落ち着いて生活しています。生活の中では人間のこともチラチラと気にすることもできています(それまでは人間がいないかのように傍若無人に振舞うことがありました)。
きりしまはまだ2歳。まだまだこれからです。今までにもきりしまは頑張ってたくさんのことを覚えました。これからもっと色んなことを覚えて、愛情を知り、その愛情に応え、生きていって欲しいと思っています。きっと里親さんになった方も、育てる喜びをたくさん味わえることと思います。
辛い過去を持つきりしまですが、そんな過去を明るい未来に変えてくれる心ある方からのご応募お待ちしております!
きりしまの募集要項はコチラをご覧下さい。
「いつでも里親募集中」
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