素敵な里親さんが見付かるまで、武蔵野のとある家に下宿する動物たちのお話。
コロ助をお届けしてきました
2007年11月26日 (月) | 編集 |
23日(祝)に、コロ助をお届けしてきました。
新しい名前は『アル』君です!”アップル”から取った名前だそうですが、なんだか渋くてかっこいい名前ですよね〜。
そのアル君の新しい生活は、コチラで見ることができます。里親さんがブログを作って下さいました!
アルおじさんの日常

「さっそくベッドで寛いじゃったよ〜」
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今回は、わたしが保護活動を始めてから初めてのお一人暮らしの方への譲渡でした。
わたしは正直、10歳のパグの譲渡は難しいかもしれないと内心思っていました。年齢も決して若いとは言えませんし、マーキングの癖もありました。まぁしかし里親さんが現れなくても、こんな小さいパグ一匹などどうにでもなりますので、そのときはずっとウチにいればいいよ、と思っていました。ですので特に焦りもなく、「まぁ、いつかは・・・」という姿勢で里親探しをしていました。

そんなとき、Iさんから里親のお申し込みを頂きました。
やはり最初に目に付いたのは、一人暮らしであるということでした。
もしコロ助が若い犬(あるいは子犬)だったら、あるいは必要な運動量の多い犬だったら、中型犬以上の犬だったら、人への依存度が高い犬だったら・・・この時点でわたしはお断りしていたと思います。
ですが今回は、コロ助が落ち着いた成犬で、運動量もさほど必要なく、日中は家で(サークルの中で)まったりと過ごしていることの多い犬だったので、ひとまずお一人暮らしであること(お留守番時間が長いこと)は別にして、検討を進めることにしました。
わたしはお問い合わせで頂いたメールを何度も読みました。とてもしっかりした意思のあるメールでした。半年かけて、環境や心の準備をしてきたということだったのですが、確かに随分と考えてこられたんだなと感じました。その後の連絡のやり取りでも、やはり好感を持てる方でした。
わたしはIさんに会ってみたくなり、お見合いに進んでみることにしました。
お見合いではコロ助を迎えるにあたっての様々なことを2時間お話させて頂きました。具体的な話については、犬によっても、また里親さんの条件よってもケースバイケースなので割愛しますが、最終的には何の問題もなく、譲渡をしない理由がありませんでした。あまり抱っこが好きではないコロ助が、Iさんの膝の上で抱かれながらウツラウツラ・・・と眠っていたのも「いいな」と思いました。
こうしてコロ助は『アル』君として、Iさんに迎えられたのでした。

「お留守番があるから新しいサークルはこんなに広いんだぞ〜。エヘヘー!」
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お一人暮らしの方(あるいは共働きのご夫婦)については、犬を飼う条件としては「留守番時間の長さ」がネックとなると思います。譲渡する側にとってはやはり「一度は失いかけた命だから、次こそは必ず幸せに・・・」という強い願いがありますし、そのため専業主婦のお母さんが常に家にいてくれるようなご家庭、つまり安心を求めてしまいます。ですので、お一人暮らしの方が里親になれるチャンスはそう多くはないでしょう。
Iさんはコロ助に申し込む前に、別のサイトで見たある犬にお申し込みをされたそうですが、そのときは2週間・・・3週間・・・待っても返事すら貰えなかったそうです。たまにこういった話も聞きますが、これは譲渡うんぬん以前に、その譲渡団体の、あるいは担当者の礼儀の問題です。希望者さんは不安と期待を胸に返事を待っているわけですから、条件が合わないのであれば、その旨を連絡して早々にきちんとお断りするのが礼儀です。ですので、返事すらしないようなところからは、後々のトラブルを避けるためにも犬を貰わないほうが賢明かと思います。こういう事態になり不快な思いをされたときには、「こんな失礼な人から犬を貰わなくて良かった!」と前向きな解釈するといくらか気分は晴れるかと思います。配慮の欠けた対応をされたからといって、卑屈になったり悲しんだりする必要もありません。
(※ ただ、保護をしている側は本当に忙しい場合も結構ありますので2〜3日は待って頂けると助かります)

また、逆のケースもあります。里親希望をされていたのに、突然連絡が取れなくなってしまうパターンです。犬を飼う計画がなくなったのかどうしたのかまったく分からないのですが、数回連絡を取っていたものの突然メールを送っても電話をしてもまったく連絡が取れなくなるというケースを、わたし自身今までに何度か経験しました。これも礼儀の問題だと思います。わたしたちは役所などの公共のサービスではなく、ボランティアです。時間も費用も各自がそれなりに(あるいはかなり)負担をしています。仕事の合間を縫って保護活動をされている方もいます。ですので、希望者さん側が断る場合にも、一言ご連絡を頂ければそれだけでとても助かるのです。こういう事態になり不快な思いをしたときにはこちらもまた「こんな人に譲渡しなくて良かった!」と前向きに解釈し、気分を晴らしているのですが。

犬猫の譲渡をすると言っても、結局はそれを人間同士が決めるわけですから、その人間同士の信頼関係がとても重要となってきます。最初はお互いが知らない同士なのですから、きちんとした対応で信頼関係を築いていきたいものです。団体ともなれば、たったひとつの不適切な対応で「あの団体は態度が悪い」などと言われてしまうこともあるので、特に注意したいところです(自戒の意味も込めております)。

お一人暮らしの方・共働きのご夫婦で、今までに里親のお申し込みをされ、中には上記のような不快な思いをされた方もいることと思います。ですが今回のケースのようにうまく条件が合えば、譲渡に至ることも決して可能性がないわけではありません。確かに条件としては不安な部分もありますが、そこをどう説得し、実際にどう実行できるかを見せるのがひとつの熱意の見せ所でもあると思います。今回はわたしも「お留守番が長くてもそのネックを上回るだけの愛情がある。譲渡したい!」と思えたからこそ、コロ助を託したのですから。お一人暮らし(共働き)によるネックは工夫して軽減して頂く努力は必要ですが、今回のケースがひとつの良い例となれば嬉しく思います。