2007年11月03日 (土) | 編集 |
(前回からの続きです)
きりしまはスキンシップを図るにつれて日に日に調子に乗るようになってきました。言葉は悪いですが調子に乗るという言葉が一番当てはまると思います。教えたことができたので「褒める」と、きりしまにとってそれは「できた!」ではなく、「もうやらなくていい!」という解釈になります。例えば脚側歩行がうまくできたので褒めると、途端に走り出したり暴れたりし、また、トイレをサークル内のシーツにできたので褒めるとその後脱走して家中にマーキングする、といった感じです。こんなに褒めることが難しいケースがあるなんて初めてのことで、社会性のないきりしまに対して一体どのように接すれば理解されるのかまったく分からなくなっていました。
また、怒られることに関してもその意味がよく分かっていない様子でした。人間が怒鳴っている、ということは分かりますが、それが何を意味するのか分からずただ怯えたり目を逸らしたりするだけで、”何か悪さをしたから怒られる”という図式がきりしまの中にはないようでした。現行犯で怒りましたし、色々な注意の仕方を試してみましたがいずれも目に見えた効果はありませんでした。
まさに混迷期でした。
わたしときりしまの闘いが起こったのはまさにその混迷期のさなかでした。
今後は家犬として生きていくきりしま。そのために鹿児島でレスキューした方々も頑張ったし、わたしもケアを引き受けました。人間と暮らしていくために必要なのは、まず人と犬が分かり合う事。気持ちを共有できる状態になること。それらをベースに生活のルールを覚えていくこと。そしてお互いに気持ちよく生きていけるようにすることだと思います。きりしまにはこれらが決定的に欠落していました。ですのでそれを理解させるために、一度思い切りぶつかっていくことが必要でした。「ここに人間がいる!ずっといる!もう今後は人間と暮らすしか生きていく方法はないんだから!悪さをすれば怒られるし、ルールを覚えれば褒められる。まずはそのことを覚えて!!!(ちなみに今はモーレツに怒っている!!!!!!!)」ということです。
その闘いの後、きりしまは一晩考えたのか、翌日から変化がありました。
わたしはあれだけの闘いをした後だったので、きっと恐れられるだろう・・・もしかしたら家に来たときのように震えて怯えているかもしれない、と覚悟していました。
でも違いました。
きりしまの変化は、今度は人間が望む変化でした。
尻尾を振って近付いてきたのです。
足は少しだけ震えていましたが、自分でサークルから出てきて寄って来たのです。
(今までは自分のテリトリーであるサークルの中では暴れましたが、わたしがリビングにいるときはサークルから出てきませんでした)
わたしもきりしまも、何かが吹っ切れたようでした。
その後は特に大きな悪さをすることもなくなり、きりしまも心を開いているように思えます。わたしが呼ぶと尻尾を振ったり、こちらに来るようにもなりました。他の犬を撫でていると、割って入ってきたりもします。これは大きな変化です。愛情が欲しい、触って欲しい、というサインですから。もちろんそんなときは抱きしめてたくさん撫でてやります。可愛いね、いい子だね、と声を掛けながら。
この調子できりしまが色んなことを覚えていけば、少し時間はかかっても必ず家の中で人間と暮らせる犬になれる、と思っています。
今回ひとつの大きな山を越えたように思います。
最近のきりしまです。随分と笑顔が見られるようになりました。繁殖場にいた頃の写真と比べると、まるで別犬のように思えます。もちろんわたしも今ではきりしまのことを本当に可愛いと思っています。本当ですよ(笑)。
河原で遊ぶきりしま。

撫でられてももう怯えたり、失禁したりしません。笑顔です。

きりしまが家犬になるにはまだまだ修行が必要です。ですが、里親募集ができる日はそう遠くはないでしょう。いつか、このブログの右上(里親募集中)にきりしまの写真が出た暁には、「あの子がついに・・・うう・・・よく頑張ったわね・・・!」とご家族皆様で涙して下さいね!(笑)
きりしまはスキンシップを図るにつれて日に日に調子に乗るようになってきました。言葉は悪いですが調子に乗るという言葉が一番当てはまると思います。教えたことができたので「褒める」と、きりしまにとってそれは「できた!」ではなく、「もうやらなくていい!」という解釈になります。例えば脚側歩行がうまくできたので褒めると、途端に走り出したり暴れたりし、また、トイレをサークル内のシーツにできたので褒めるとその後脱走して家中にマーキングする、といった感じです。こんなに褒めることが難しいケースがあるなんて初めてのことで、社会性のないきりしまに対して一体どのように接すれば理解されるのかまったく分からなくなっていました。
また、怒られることに関してもその意味がよく分かっていない様子でした。人間が怒鳴っている、ということは分かりますが、それが何を意味するのか分からずただ怯えたり目を逸らしたりするだけで、”何か悪さをしたから怒られる”という図式がきりしまの中にはないようでした。現行犯で怒りましたし、色々な注意の仕方を試してみましたがいずれも目に見えた効果はありませんでした。
まさに混迷期でした。
わたしときりしまの闘いが起こったのはまさにその混迷期のさなかでした。
今後は家犬として生きていくきりしま。そのために鹿児島でレスキューした方々も頑張ったし、わたしもケアを引き受けました。人間と暮らしていくために必要なのは、まず人と犬が分かり合う事。気持ちを共有できる状態になること。それらをベースに生活のルールを覚えていくこと。そしてお互いに気持ちよく生きていけるようにすることだと思います。きりしまにはこれらが決定的に欠落していました。ですのでそれを理解させるために、一度思い切りぶつかっていくことが必要でした。「ここに人間がいる!ずっといる!もう今後は人間と暮らすしか生きていく方法はないんだから!悪さをすれば怒られるし、ルールを覚えれば褒められる。まずはそのことを覚えて!!!(ちなみに今はモーレツに怒っている!!!!!!!)」ということです。
その闘いの後、きりしまは一晩考えたのか、翌日から変化がありました。
わたしはあれだけの闘いをした後だったので、きっと恐れられるだろう・・・もしかしたら家に来たときのように震えて怯えているかもしれない、と覚悟していました。
でも違いました。
きりしまの変化は、今度は人間が望む変化でした。
尻尾を振って近付いてきたのです。
足は少しだけ震えていましたが、自分でサークルから出てきて寄って来たのです。
(今までは自分のテリトリーであるサークルの中では暴れましたが、わたしがリビングにいるときはサークルから出てきませんでした)
わたしもきりしまも、何かが吹っ切れたようでした。
その後は特に大きな悪さをすることもなくなり、きりしまも心を開いているように思えます。わたしが呼ぶと尻尾を振ったり、こちらに来るようにもなりました。他の犬を撫でていると、割って入ってきたりもします。これは大きな変化です。愛情が欲しい、触って欲しい、というサインですから。もちろんそんなときは抱きしめてたくさん撫でてやります。可愛いね、いい子だね、と声を掛けながら。
この調子できりしまが色んなことを覚えていけば、少し時間はかかっても必ず家の中で人間と暮らせる犬になれる、と思っています。
今回ひとつの大きな山を越えたように思います。
最近のきりしまです。随分と笑顔が見られるようになりました。繁殖場にいた頃の写真と比べると、まるで別犬のように思えます。もちろんわたしも今ではきりしまのことを本当に可愛いと思っています。本当ですよ(笑)。
河原で遊ぶきりしま。

撫でられてももう怯えたり、失禁したりしません。笑顔です。

きりしまが家犬になるにはまだまだ修行が必要です。ですが、里親募集ができる日はそう遠くはないでしょう。いつか、このブログの右上(里親募集中)にきりしまの写真が出た暁には、「あの子がついに・・・うう・・・よく頑張ったわね・・・!」とご家族皆様で涙して下さいね!(笑)
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